毒と薬についての歴史が断片的に書かれています。個々の歴史をつなげられるともっと面白かったと思います。著者は歴史の専門家ではないため、そこまでは求められません。
驚いたのは抗生物質(ペニシリン)が発見されたのが1929年で、ほんの100年前のことです。もはや抗生物質がない世界は考えられません。寿命が延びるのも当然です。
薬学部の学生さんが、勉強の合間に気晴らしに読むと面白いのかなと感じました。

output place
投稿日:
毒と薬についての歴史が断片的に書かれています。個々の歴史をつなげられるともっと面白かったと思います。著者は歴史の専門家ではないため、そこまでは求められません。
驚いたのは抗生物質(ペニシリン)が発見されたのが1929年で、ほんの100年前のことです。もはや抗生物質がない世界は考えられません。寿命が延びるのも当然です。
薬学部の学生さんが、勉強の合間に気晴らしに読むと面白いのかなと感じました。
執筆者:allspring
関連記事
直木賞ってエンターテイメント小説だと勝手に思っているので、この作品は直木賞のイメージにぴったりでした。 「宝島」というタイトルから、宝探しが始まるんだとワクワクして読み始めましたが、沖縄が舞台で、思っ …
日本を再び成長させるための提言を書かれているのですが、提言通りの政策を行ったら、選挙に行く多くの高齢者は、自分たちが切り捨てられる不安を覚えると思います。民主主義をやめない限り、このまま日本は衰退して …
財務会計の大切さがよく分かる本でした。帳簿がいいかげんな組織はいずれ破綻します。メディチ家でもルイ14世以降のフランスでもエンロンも、帳簿を無視した経営をし始めると大変なしっぺ返しを食らわされるのです …
ポール・ドーラン「幸せな選択、不幸な選択」(早川書房 2015)
学者の方が書かれていて、文章に硬い印象を受けました。著者は幸せを快楽とやりがいと定義しています。人それぞれ、自分にあった快楽とやりがいのバランスをとると、幸せになれるのかもしれません。
2022/05/18
ポール・ドーラン「幸せな選択、不幸な選択」(早川書房 2015)
2022/04/26
デイビッド・エプスタイン「RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる」