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小説「宝島」に見る「GIVE & TAKE」の人に貢献できていることの実感について

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アダム・グラントの「GIVE & TAKE」を読んでいて、ある事例が紹介されていた。アメリカの荒れた学校に、若くてやる気のある若い女性教師が赴任した。その学校はそもそも授業に来てくれない生徒がいたり、麻薬にかかわる生徒がいたりして、教育外の仕事が多くて大変な所だった。それで彼女も疲れ切ってしまう。そんな時に彼女は優秀なのに家庭の事情で進学できない生徒の支援をする活動を週末にし始める。支援をすれば生徒が応えてくれるという実感があって、仕事量は増えているはずなのに彼女は回復する、そんな話だ。

で、たまたま真藤順丈の「宝島」を読んでいたら、似たような箇所があった。晴れて教師となることができたヤマコがさっそく小学2年生を受け持つことになった。自信があって臨んだものの、間違いが多かったり、感情的に叱ってしまったり、思い描いていた教師生活とはかけ離れていてすっかり落ち込んでいた。そんなとき学校からの帰り道に孤児たちに会い、教育が受けられない彼らに童話の読み聞かせを始めた。すると孤児たちは彼らなりに聞いて喜んでくれた。それが嬉しくて、元気が出て、学校での授業も頭でっかちな教え方をやめるようになり、生徒ともうまくいきだした。

たまたま読んでいたジャンルの違う本に書かれていたことが、偶然重なっていたので驚きました。こんなこともあるものですね。

自分がしていることの効果が実感できないのに頑張りすぎてしまう、そういうときに燃え尽きてしまう。忙しく働いたから燃え尽きるのではない。忙しくても自分が貢献していることが誰かの役に立っているという実感があるのなら消耗しないで元気が出る!アダム・グラントはそんなことを伝えております。

私も昔ブラックな職場で長時間労働をし、燃え尽きましたが、確かに自己犠牲を払っている割に、その効果が見えにくかった部分はあります。あの時、何かもっと効果が分かりやすいボランティアでもしていればよかったのかも。

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