読書メモ

【読書メモ】中野信子「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 」(幻冬舎新書)

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快楽とは、ヒトが目的を達成するための妨げになるものではなく、給料や昇進という報酬がなかった原始時代から、ヒトの脳が用意した「頑張っている自分へのご褒美」なのです。

位置No.31

脳内の快感は、食欲や性欲といったもっとも基本的な生理的欲求より強かったのです。

位置No.211

自分へのご褒美は、空腹や喉の渇きなどいろいろな辛さに耐えて頑張ったときにも働く必要がありますから、時には生理的欲求にさえ、打ち勝つように作られています。

位置No.211

報酬系とは、脳の1つの場所にあるものではなく、様々な機能を持った脳の各部のネットワークなのです。

位置No.315

報酬系はシロップという「利益そのもの」に反応して活性化されるだけではなく、緑の光という「利益の予告」にも反応するということです。

位置No.1309

ヒトはお金をもらうときだけではなく、他人から褒められたり良い評判を得たりすることも報酬と感じるのです。

位置No.1359

社会的報酬と金銭的・生理的報酬が脳の同じ部分で評価されているという事実は、これらが交換可能であることを示します。非常に単純化してしまうと「お金」で「友情」や「愛情」が買えるということです。逆に、「愛情」を「お金」に換えることもできます。

位置No.1402

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