職場に異動されて来られた方が、落ち着きがなく、もしやADHD(注意欠如・多動症)なのではと思い、ADHDの概略を知るために読みました。
ADHDについてまとめて書かれてはいますが、ADHDの方の周りにいる人が、どのように対処していけばいいかとか、ADHDの方が改善に向けてどのようなことをすればよいのかといったことは、あまり書かれておりませんでした。
直接は今の私に役に立つものではないですが、ADHDの方の発症割合や、脳の異常によるもので、努力しても治るものではないことが分かりました。ADHDの人は、周りの人から見ると普通の人で、脳に疾患があるとは見た目からは分かりません。だから周囲の人たちから理解されません。誤解されて生きづらさを感じているADHDの人たちのことを考えると、なんだか辛くなってきます。
この本を読めば読むほど、新しい同僚がADHDであるとの疑いが強まりました。周囲の彼への圧力は時に強いものがありますが、少しでも優しく接してあげれればなと思います。
