ビジネス 科学 読書メモ

アレックス・スジョン―キム・パン「シリコンバレー式 よい休息」(日経BP 2017)

投稿日:

休息と言っても体を休めるのか、頭を休めるのかとか、いろいろあると思いますが、創造性を高める休息について書かれています。

働いている人は、時間がいくらあっても足りません。だから休んでいる暇はなく、ずっと働き続けている人もいます。けれど疲れもあるので仕事の効率が上がらない。そんな人にはこの本がおすすめです。働きづめでは決して思いつくことのない、革新的なアイデアが浮かぶかもしれません。

シリコンバレーでコンサルタントをしている著者が、豊富な成功者の事例と科学的事実を調べまとめています。シリコンバレーと言っても、IT技術を駆使した休息方法の紹介ではなく、シリコンバレーは全く関係ありません。

よい休息とは何か?規則正しい生活、ウォーキング、昼寝、中断、睡眠を基礎として、運動、長期休暇等にまとめて書かれています。個々の内容の結果については、ほとんどの人にとって見聞きしたことがあるので、目新しさはないかもしれません。しかし、その重要性を本当に理解しているでしょうか。休憩を後回しにしていないでしょうか。時間が空いた時を休憩にしていて、あらかじめ休息をスケジュールに組み込んでますでしょうか。睡眠一つにとっても、本当に必要な睡眠時間を確保できてますでしょうか。

休んでいる時間などないと、お考えの人にこそ読んでいただきたい一冊でした。

-ビジネス, 科学, 読書メモ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

鈴木 祐 「ヤバい集中力」(SBクリエイティブ)

古くから人の心は「本能」と「理性」の2つに分けて考えられてきました。行動経済学では「システム1」と「システム2」、脳科学では「前頭前皮質」と「辺縁系」と呼んだりします。本書では、理性が本能をコントロー …

Ryu「太る技術」

「1日3食のごはんの量を増やすこと」と「夕食後に体重を測ること」。これだけで太れますという内容の本でした。せめて体重とカロリーには関係があるので、ごはんの量を増やせば太りますと書いてほしかった。 Ki …

大前研一「稼ぎ続ける力」

大前研一さんの本をはじめて読みました。政治とか経済を批判するだけではなくて、対案をきちんと書いている所に好感が持てました。ただ著者は家でゴロゴロして犬の散歩するのが好きな人を否定していて、「生ける屍」 …

フローレンス・ウィリアムズ「NATURE FIX」(NHK出版 2017)

森の中で新鮮な空気を吸ったり、海の波の音を聞いて、気持ちのいい経験をしたことは誰にでもあると思います。本書は、なんとなく自然から影響を受けているなと感じているものを、最新の科学を取材し明らかにしていま …

メンタリストDaiGo「悩む力」

「クリティカル・シンキング」について易しく書かれた本です。他のクリティカル・シンキングについて書かれた本は、専門的で難しそうでしたが、本書は具体的に分かりやすく書かれておりますので、すぐにでも実践でき …