休息と言っても体を休めるのか、頭を休めるのかとか、いろいろあると思いますが、創造性を高める休息について書かれています。
働いている人は、時間がいくらあっても足りません。だから休んでいる暇はなく、ずっと働き続けている人もいます。けれど疲れもあるので仕事の効率が上がらない。そんな人にはこの本がおすすめです。働きづめでは決して思いつくことのない、革新的なアイデアが浮かぶかもしれません。
シリコンバレーでコンサルタントをしている著者が、豊富な成功者の事例と科学的事実を調べまとめています。シリコンバレーと言っても、IT技術を駆使した休息方法の紹介ではなく、シリコンバレーは全く関係ありません。
よい休息とは何か?規則正しい生活、ウォーキング、昼寝、中断、睡眠を基礎として、運動、長期休暇等にまとめて書かれています。個々の内容の結果については、ほとんどの人にとって見聞きしたことがあるので、目新しさはないかもしれません。しかし、その重要性を本当に理解しているでしょうか。休憩を後回しにしていないでしょうか。時間が空いた時を休憩にしていて、あらかじめ休息をスケジュールに組み込んでますでしょうか。睡眠一つにとっても、本当に必要な睡眠時間を確保できてますでしょうか。
休んでいる時間などないと、お考えの人にこそ読んでいただきたい一冊でした。
