会計 歴史 読書メモ

ジェイコブ・ソール「帳簿の世界史」(文春文庫、2018)

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財務会計の大切さがよく分かる本でした。帳簿がいいかげんな組織はいずれ破綻します。メディチ家でもルイ14世以降のフランスでもエンロンも、帳簿を無視した経営をし始めると大変なしっぺ返しを食らわされるのです。歴史が繰り返されている事実を目の当たりにして驚きました。

仕事で内部統制の監査とかありますけれども、その必要性がこの本を読んで初めて分かりました。

印象的だったのは、ルイ16世の時の財務長官ネッケルは、まじめに仕事していたら追い出されて、その後財務管理の重要性を民衆が認識して復帰したところです。正しいことをしていても、理解されるわけではない。世の中簡単ではなく、正しく理解することの難しさをあらためて知りました。

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