読書メモ

真藤順丈「宝島」

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直木賞ってエンターテイメント小説だと勝手に思っているので、この作品は直木賞のイメージにぴったりでした。

「宝島」というタイトルから、宝探しが始まるんだとワクワクして読み始めましたが、沖縄が舞台で、思ってたのと違いどういうことかなと、読むのが停滞した部分もありました。読み終えてみれば、様々な要素が絡まる面白い小説でした。

沖縄の暗い部分に目を向けなければなりませんが、映画にしたらきっとヒットするのではと思います。若い人ならきっと楽しめること間違いなし。

恋愛・友情・暴力・謎解き・歴史と読んでいて飽きません。

著者は映画監督を志していたようです。なるほどそれで、映像が浮かびやすいんですね。

普段あまり小説は読まず、映画とか漫画とかアニメとかを見ている人に、小説も面白いぞって薦めたい小説です!

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