読書メモ

[第163回直木賞受賞作] 馳星周「少年と犬」

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東日本大震災後一人になった犬が、大切な人の元へ行くために日本を縦断する物語。途中、男、泥棒、夫婦、娼婦、老人と行動を共にする。犬には不思議な力があって孤独や死のにおいがする人を嗅ぎ分け、近寄り癒し救う。

私はペットを飼ったことがないけれども、ペットから得られる安らぎが伝わってきて、いつかはペットを飼いたい気持ちにさせられる。

悪いことだとしっていながら、生きるために仕方なく悪事に手を染めたり、どうしてもパートナーを気遣ってやることができなかったり、妻に先立たれ、子供からは見放されていたり、そんな時でも傍に犬がいれば、犬と触れ合うことで自分のダメさ加減を認識し、またやりなおそうという気持ちが湧いてくる。

ペットを飼っていなくて、生きづらさを感じている人にこそ読んで欲しい作品だと思いました。

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